足りないもの。

いつのまにか、見失ってしまうもの。
人の本音というもの。
自分を守るために、自分が消えていく。
自分という、本音が、消えていく。
本音トーク。
たとえば、誰かの家に、泊まった夜。
普段言わないことが、口に出る。
それは誰かの悪口かもしれないけど、
ののしりあいかもしれないけど、
そこには、何かが生まれる。
それは、とても、楽しかったはずだ。
虚勢を張ってる“大人”と言われる人たちも、
その夜を楽しんだはずだ。
思い出して。
今、思い出して。
特別な夜だけじゃなく。
ぶつかりあっても、そこからなにか生まれていく。

私はそう信じたい。